不況と言われながらわが国の旅行や仕事で海外渡航者の数はほぼ毎年増え続け、1990年からは年間1000万人を超え、最近では2000万人に届こうとしています。また海外での在留邦人(長期滞在者と永住者)も80万人に上っています。そういう時代にありながら、日本人が海外における医療事情や健康管理の対処法について相談できる医療機関はほとんどありません。 そこで日本旅行医学会理事である溝尾医師が、3年間のシンガポール日本人会診療所での診療経験を生かして、旅行医学外来を開くことになりました。 具体的には、海外赴任前にどの予防接種を済ませておけばよいか?現地で信頼できる病院はどこか?日本からどの薬を持っていけばよいか?現地ではやっている熱帯病は何か?現地で救急車はどのように呼べばよいか?万一輸血が必要になったらどうしたらよいか?など日本とは違う現地に即した情報が必要になると思います。 海外赴任、海外旅行にあたりお困りでしたら気軽にご相談ください。
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溝尾 朗 先生
東京厚生年金病院内科・地域医療部長(旅行医学外来)
日本旅行医学会理事
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千葉大学医学部卒業後千葉大学病院内科医勤務を経て、1999年(財)海外邦人医療基金の海外医療医師派遣事業に参画。在シンガポール日本人診療所長。3年間の「海外診療」の経験を活かし、東京厚生年金病院に旅行医学外来を初めて開く。著書『日本人診療所と海外医療事情』はる書房出版他。1963年東京都生。
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日本旅行医学会について
旅行医学のことを知っている人は、いったいどれくらいいるだろうか。
旅行医学とは、旅行における病気とケガの予防や対策、旅行による心や体の健康の増進、ハンディキャップを持つ人も旅行を楽しむことができるシステムづくり、などといった、旅行者の健康と安全を扱う学問である。
毎年200人近くの人が海外で脳卒中や心筋梗塞そして交通事故で死亡している現状があり、その社会的要請に応えるため、2002年3月、日本旅行医学会が発足した。
溝尾先生もシンガポールでの経験から、旅行医学が日本にも必要であると感じており、発起人から理事の一人となった。学会としては2003年から認定医制度を開始し、トラベルクリニックを全国に普及させた。